愛らしいスタイリングのクロスオーバー、500Xの最新型はフルLEDヘッドライトと、151ps/270Nmの新エンジンを採用。試乗車は上級のクロス仕様だ。
キュートなデザインイメージを継承した
クロスオーバーSUV
フィアット500Xがマイナーチェンジした。500Xはキュートな500シリーズのデザインイメージを継承したクロスオーバーSUV。ボディタイプは実用的な5ドアHBだ。メカニズム面はジープ・レネゲードとオーバーラップする。
500Xは、LEDライトを新採用するなどフロント回りを中心にエクステリアをリファイン。エンジンを従来の1.4リットルから、新開発1.3リットルターボ(151ps/270Nm)に積み換えた。ラインアップは上級仕様の500Xクロスと標準500X(受注輸入)の2グレード。駆動方式は全車FF。4WDは未設定。インポーターは「ユーザー調査で、オフロードに踏み込むケースはほぼ皆無と判明。燃費がよく、リーズナブルな価格のFFに統一したほうがユーザーメリットが高いと判断した」という。なお、500XはFFでもデファレンシャルロックなど電子制御デバイスが充実。走破性は高い。
試乗車は500Xクロス。新型は前後バンパーにダークカラーのアンダーガード風ガーニッシュを装着。ボディサイズは全長×全幅×全高4280×1795×1610mm。3ドアの500(同3570×1625×1515mm)比で大幅に大きく、全高以外はVWゴルフ(同4265×1800×1480mm)とほぼ同等だ。