横浜市では、これまでも市民の就業の場とにぎわいの場を創り出して経済を活性化させようと、みなとみらいエリアに企業や商業施設を積極的に誘致してきた。ここへ来て同エリアにホテルの開業ラッシュが起こっている理由としては、インバウンドの需要が右肩上がりで伸びていることや東京五輪の一部の競技が横浜で開催されること、さらにIR(統合型リゾート)の候補地であることなどから、インターナショナルブランドが名乗りを上げてきたのではないだろうか。

 IRの先行きについては現時点では不透明だ。しかし、みなとみらいエリアは神奈川県の経済拠点として、インターナショナルブランドから見ても将来性があると判断されているということだろう。

2件目のインターコンチネンタルは
新客船ターミナルに

「みなとみらい」にホテルの開業ラッシュが遅れてやってきた理由第2の客船ターミナルビル「横浜ハンマーヘッド」が完成すれば、クルーズ需要を見据え、新たな人の流れを生み出すことが期待できそうだ(画像:野村不動産HDリリースより)

 ここ数年のクルーズ人気を受けて、横浜でも大さん橋に大型クルーズ船がひっきりなしにやって来ている。今後さらに増えるクルーズ需要を見据え、第2の客船ターミナルビル「横浜ハンマーヘッド」を建設中だ。

 場所は、ヨコハマグランド インターコンチネンタルホテルなどのあるホテル群と大さん橋の中間に位置するみなとみらい新港地区。客船ターミナル施設を中心に、「食」をテーマにした商業施設やラグジュアリーホテルが入るというから期待が高まる。というのも、今現在の大さん橋は食やショッピングといった魅力があまりに乏しく、客船を利用しない人にとっては足が向きにくい施設だからだ。

 横浜港のクルーズ需要で、新たな人の流れを生み出すことが期待できそうな横浜ハンマーヘッド。入居するのは、みなとみらいエリアで2軒目となるインターコンチネンタル横浜Pier 8(ピアエイト)で、今年11月にオープンする。ヨットの帆をイメージしているという既存のインターコンチネンタルとは異なり、海と空が一体化するルーフトップが完備され、建物の3~5階に全173室が入る予定だ。

 客室はいずれも45平方メートルと広く、大きな窓からベイビューを望めるのが魅力。レストランやバー、バンケットルーム、スパなども期待でき、宿泊客はもちろん、食事やスパなどを利用するレジャー客の需要も創出することができそうだ。