米通信半導体大手クアルコムは、地位の高い友人がたくさんいるが、その人たちを総動員する必要に迫られている。クアルコムは訴訟と決して無縁ではない。だが、今回の係争はとりわけ厄介だ。同社は米連邦取引委員会(FTC)が提起した独占禁止法違反をめぐる訴訟の判決を覆そうと、他のさまざまな連邦機関から支援を取り付けた。司法省、国防総省、エネルギー省はいずれも、上訴中は判決の効力を遅らせるクアルコムの要求を支持する声明を提出した。