米農務省は、米中貿易摩擦や悪天候による被害を受けた農家の支援策として総額160億ドル(約1兆7400億円)を支給する準備を進めている。  農務省のソニー・パーデュー長官は25日の声明で「農家は不当な報復関税に単独で立ち向かうのではない。ドナルド・トランプ大統領は、各国とのより好条件で強固な貿易協定に向けて行動し続ける」と述べた。  160億ドルの補助金は、大豆農場、養豚施設、酪農場、クランベリーの栽培施設などに振り向けられる。支給額は1エーカー(約4050平方メートル)当たり15〜150ドルで、場所や今年の予想生産量によって異なる。