米半導体大手クアルコムが31日発表した4-6月期(第3四半期)決算は調整後売上高が12.5%の大幅減となった。スマートフォンの販売減速が足かせとなった上、反トラスト法(米独占禁止法)関連の大型訴訟で不利な判決が下り、同社は法務面の不確実性にも直面している。  4-6月期の調整後売上高は48億9000万ドル。ファクトセットがまとめたアナリスト予想の50億0900万ドルに届かなかった。一方、調整後1株利益は0.80ドルと、コンセンサス予想の0.76ドルを上回った。