これらを「非常識な苦肉の策。これで合格できるのなら苦労はない」とバカにする人がいるかもしれません。しかし、この勉強法による受講生の合格率は、試験まで1~2ヵ月の場合でも、なんと8割以上に達しているのです。

 ある受講生も、この「ミニマム勉強法」によって、わずか1ヵ月に満たない超短期間で国家資格試験に合格しました。「実家が経営している会社の部門責任者になるのですが、急な話なので、必要な国家資格を1ヵ月で取る必要があるんです」とのことで、ミニマム勉強法を勧めたのです。すると後日、「試験に無事合格し、職務に就くことができました」という報告をいただきました。

 苦肉の策も、せっぱつまった人には、一念岩をも通す秘策になるのです。

分厚い問題集は辛いので
バラして薄く分割する

 まず、「(1)問題集は1冊だけやる」について、具体的に説明していきましょう。コツは、一般的な問題集よりも、試験の傾向と対策をつかめる実戦的な過去問集を選ぶことです。

 たいていの試験は科目が複数あり、分厚い1冊になるでしょう。見ただけで、「こんなに厚い! 短期間では無理」と、心が折れそうになるかもしれません。

 そこで、1冊をカッターなどで科目別に切り離してみます。すると、「な~んだ。1科目当たりにすると、たった数十ページだ」という意外な安心感が得られるでしょう。そのように心の負担が減ると、モチベーションが上がります。