ダイエットをして体重は落とせても、一番落ちてほしくない胸から落ちてしまい、なぜか下半身は太いまま……なんてことありませんか?こんなお悩みに答えをくれるのは、18年間ダイエット女性の食事記録をとり、細かく体のサイズの変化を計ることで「何を食べると、どこが太るか」を研究しつづけてきた、プロポーション研究家の蓮水カノンさん。著書『下半身からやせる食べ方』の中から、4000人に指導した運動なしで、やせたいところからやせる食べ方を教えていただきました。
私はこれまで、青山のダイエットサロンで18年間、食事指導によるプロポーション改善のお手伝いをしてきました。サロンでお客様の食事記録のデータをとり続けていると、一般的にはダイエットや健康によいと言われているのに、実は、部分太りになりやすい……そんな食べ物が本当にたくさんあるということに気がつきます。今回ご紹介するのは、油や脂肪分の多い食事もこわくない!一緒に飲めば、下半身からやせる飲み物。暑いのに、なぜか中華や揚げ物が食べたくなってしまう!という方、必見です。
コーヒーなど、黒い飲み物で大腸のお掃除
黒烏龍茶、コーヒー、黒豆茶など、黒い飲み物は下半身やせに最適です。烏龍茶は、茶葉を発酵させる過程で生成される烏龍茶特有の成分「烏龍茶重合ポリフェノール」を含有しています。この成分には、食べ物に含まれる脂肪分とくっつき、便と共に排出する働きがあります。脂肪分の多い食べ物と一緒に烏龍茶を飲むと、脂肪の吸収を防いでくれるのです。
黒烏龍茶は、普通の烏龍茶よりも、この烏龍茶重合ポリフェノールの割合が多いのでさらにおすすめ。また、烏龍茶の苦みやえぐみの成分には、油脂を分解したり、糖質が脂肪に変わるのを防ぐ効果もあります。中国では脂っこい中華料理を食べながら、温かい黒烏龍茶をガブガブ飲みますが、とても理にかなった習慣なのですね。
ただし、烏龍茶を飲めば、すでについてしまった脂肪まで分解してくれるというわけではありません。また、空腹時に飲むと、粘膜を分解して胃に負担をかけてしまうため、食事中か食後30分以内に飲むようにしましょう。
中国茶には、デトックスや体内浄化を助けてくれるものが多いのですが、なかでもジャスミンティーは、お腹ぽっこりの方におすすめのお茶。ジャスミンティーと同じく黄色いお茶、ほうじ茶や温かい麦茶なども、お腹をスッキリさせる効果があります。