出会い系でのパートナー探しは隠すべきこと……。そんな考え方は古くなりつつあるのかもしれない。今や、インターネットや出会い系アプリで見知らぬ人と「出会う」ことは少なくない。もちろんそこには多少のリスクが潜むが、各自対策をして「出会いの海」に飛び込むのである。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)
利用者が増えてきているマッチングアプリ
胡散臭さは薄れたか
結婚に至るカップルはどこで出会いを果たしているのか。結婚式場などを運営するアニヴェルセル株式会社が既婚の男女600人を対象に行った調査によると、
第1位:職場……27.7%
第2位:友人の紹介……20.5%
第3位:インターネット……9.2%
※データ出典元(https://www.anniversaire.co.jp/)
となっている。第11位には「SNS(2.0%)」があるので、「インターネット」と合わせた、ネットを介した出会いは全体の1割を超える計算になる。
なおこれは2016年のデータで、第3位の「インターネット」は2014年の調査では第4位につけていた。ネットで出会うカップルの割合がじわりと増えていることが見て取れる。今は2019年だからさらに増えているかもしれない。
結婚をあきらめていない、もしくはなんとなく視野に入れている独身男性でも生活や行動範囲がある程度パターン化しているので、そのサイクルの中で新しい出会いを求めることは難しい。合コンや婚活パーティへの参加を習慣化できるならいつかいいご縁があるかもしれないが、人脈がなかったり気後れして足が向かなかったりで参加の機会を逸している人も多かろうから、これらはこれらでハードルが高いのである。