今年の下半期に企業決算が回復すると期待している投資家は失望することになるかもしれない。  米国のアナリストはここ数週間、7-9月期の利益予想を下方修正し、投資家にとって暗い見通しを描き出している。投資家は既に、忍び寄る貿易戦争の影や、所々にみられる景気の弱さ、そして国債市場の不吉な兆候に直面している。  ドナルド・トランプ米政権が今週、対中関税発動の一部延期を発表したとはいえ、中国からの輸入品に対する追加関税は多くの企業が直面している問題を増長し、利益率を下押しする脅威となる。とりわけ影響を被りやすいのは製造業や鉱業、小売業だ。