確かに夜の食事やディナーより昼のお茶の方が「ワンナイト目的じゃありませんよ」と表明することもできるので、その点も女性は気が楽かもしれない。

 現在はアプリで出会った女性と順調に交際中のBさんだが、利用中は一点気をつけていたことがあったそうである。

「結婚するなら相手と対等な関係を築きたいが、登録者の中には玉の輿(こし)を狙う女性がいるので、そういう人を自分のパートナーにするべきではないと考えている。お互い同じくらい稼いでいた方が対等になりやすいと思うので。

 メッセージのやり取りや、実際の対面を通して『この女性は玉の輿狙いだな』と感じたことが何度かあり、玉の輿狙いの女性を早期発見できるように注意を払っていた」

 プロフィール欄には“年収”の項目が用意されている。とにかく間口を広げたいのであれば年収は高いに越したことはないが、Bさんのように「年収は高いがそれ目当ての女性はご遠慮願いたい」人には悩ましい項目のようである。

“ほんの軽い気持ち”がきっかけ
詐欺画像で結婚したケース

 Cさん(38歳男性)は夜1人で過ごすのを嫌うタチで、「飲み友だちが見つかればいい」とマッチングアプリを始めた。その一夜限り一緒に飲めればそれで1人の寂しさが紛らわせるので結構良く、さらにそれが一夜の関係に発展するなら、なお良しであった。つまりCさんはAさん、Bさんよりはややそちらの方面に意欲があった。

 マッチングアプリにもそれぞれカラーがあって、ワンナイト方面に評判が高いもの、恋人探し向け、本気の婚活したい人向けなどがある。

 Cさんのチョイスは「恋人探し向け」であった。あえてそちら方面のアプリを選ばなかった理由には、「使ったことがないからわからないけど、業者が多そうで怖いイメージ。ちょうどその時彼女に振られたばかりで、新しい恋人ができるのも悪くないなと」と語っている。これに加えて「出会う中で性欲が満たされるならラッキー」というスタンスである。

 アプリを始めて5人と飲み、そのうち1人と関係を持ち、Cさんのアプリ生活は順調であった。

 6人目の女性と飲みに行き、かなり意気投合し、その夜ちょっと際どいところまでいったがそこまでで、後日また会う約束をしてその日は別れた。帰宅し、Cさんは恋が始まっていることに気づいた。