>>(上)より続く

1年で3人の女性と交際
マッチングアプリ強者の婚活

 Bさん(40歳男性)は特に猛烈な結婚願望があるわけではないが、最近「そろそろ結婚してもいいかもしれない」と思い始めている。すなわちいいご縁があるなら、いつでも結婚する構えである。

 マッチングアプリを始めて約1年、すでに3人の女性と交際したというBさんだが、この人もAさんと同じで、肉欲目的で利用はしていない。ただし交際へのハードルが一般に比べて低いのか、すぐ付き合うし、すぐ別れる。かといって長く続く時は数年に及ぶ。直感を得てから結論を出すまでのスピードがおそらく速いのであろう。

「“いいね”は送ったり送られたり。その中で意気投合した人と会う」(Bさん)

 ここまではAさんとほぼ一緒である。

「前はよく合コンに行っていたが、アプリの方がお互い気に入る確度は高いのではないかというのが体感。

 合コンはみんなで盛り上がる楽しさや駆け引きなんかが楽しいが、相手をその場で掘り下げることはあまりできない。アプリは完全に相手を掘り下げる前提で会うので、そこも優秀」

 そんなBさんが提唱している、最近実践していて気づいたいいアプリの利用法があるそうである。

「会うとなったら普通はご飯とか飲みとか、夜になる。時間は少なくとも2時間かかるし、お代はこちらが持つからコストもそれなり。

 そこで自分が編み出したのが、初めて会う時『お茶しませんか?』と誘う方法。お茶は時間が短くコストも安く、相手も気軽に来られるので誘いやすい。夜だとどうしても重たいし。

 1時間弱話してしっくりこない人とは2時間話してもしっくりこないままなので、お茶で十分」