化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングス(HD)の元ナンバー2が鈴木郷史社長による約20年前の書類捏造疑惑を内部告発したことで始まった遺産騒動で、元ナンバー2がダイヤモンド編集部の取材に応じ、告発の経緯などを初激白した。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)
「約20年前の書類捏造疑惑」の告発に端を発し、化粧品大手ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の鈴木郷史社長は叔父(2代目社長の故鈴木常司氏)の妻千壽氏に巨額の遺産対象確認を求められ、東京地裁で2件の裁判が並行して審理中だ。
両裁判がヤマ場を迎える中、2017年12月に捏造疑惑を内部告発したHD元ナンバー2がダイヤモンド編集部の取材に応じ、初めて自身の口で鈴木社長やHDへの思い、告発の経緯などを語った。
なお、告発の対象者である鈴木社長にも本編集部は取材を申し込んだが、鈴木社長はHD秘書担当を通じ、「申し訳ありませんが、対応致しかねます」と拒否した。