「建英の才能はやっぱりすごい。シュートまではいける能力を持っているので、あとはゴールを決めるかどうか。チームのためにいいプレーをしている、というだけではヨーロッパでは評価されない。上へ行くためにはゴールという結果を伴わせなければいけない、ということは建英が一番よく分かっているはずですからね。もちろん律も同じで、動きや周囲との連携はすごくいいんですけど、ゴールを決めたい気持ちがすごく強い。なので、自分自身に物足りなさを感じているようでした」

 ミャンマーに2-0で快勝してから3日後の現地時間13日。慌ただしくスペインへ戻った久保は、ホームにアスレティック・ビルバオを迎えたラ・リーガ第4節の後半18分から途中出場。味方選手が外してしまったものの、同35分には果敢な縦への仕掛けからPKを獲得した。

久保の代表招集には否定的な意見も
「自分の力で変えていくしかない」

 マジョルカへ移籍して間もない久保を9月シリーズに招集した森保監督の判断には、実は批判的な意見も少なくなかった。新天地に順応するための時間を与えるべきだという声に、久保は「自分の力で変えていくしかない」と持論を展開していた。

「それ(マジョルカを留守にすること)をここでどうこう言っても何も起きない。代表でいいプレーを見せることで、少しでもプラスになればいいかなと思っています」

 ヨーロッパでプレーする日本人選手が代表に招集された時には、日本を含めたアジア大陸への長距離移動や時差に誰もが苦慮してきた。地政学的に日本人選手が背負う宿命と言っていいが、代表に招集されることを最高の名誉に感じているからこそ、久保は泰然自若と受け止めていた。

「長距離移動や時差に関係なく、コンディションは自分でつくっていけばいい。ただ、自分にとっては新しい経験なので、長距離移動や時差にどう向き合っていくのかは大切だと思っています」

 ミャンマー戦後には堂安も新天地PSVでデビューを果たした。南野はオーストリアリーグだけでなく、最高峰のUEFAチャンピオンズリーグの舞台にも立つ。所属クラブでさらに経験を積んだホープたちが、再び招集された時にどのようなパフォーマンスを日本代表へ還元するのか。森保ジャパンは来る10月シリーズでモンゴル、タジキスタン両代表とアジア2次予選を戦う。