AIやサブスクリプションの活用が進んでも
セールスパーソンの役割は増えていく

 売上のトップは、どこの会社にもいますが、本当にすごいのは「3ヵ月で1年の予算を達成する」真のトップセールスです。

 彼らの独自の方法と表現は、なかなかお目にかかれませんし、本当は教えたくないかもしれません。私自身も明かすことに躊躇してしまいましたが、一方で、そんな人たちがやっている営業手法をお伝えできることに、わくわくもしています。

 世の中、ITの環境がますますよくなり、セールスパーソンを介さない販売手法は日々開発されています。それも新しいセールスのかたちです。ただ、AIやサブスクリプションの活用が進んでも、セールスパーソンの役割はなくなりません。むしろ、お客様の役に立つという役割においてはますます重要性を増しています。

 さらに、大企業ならインフラ整備のために投資することは容易かもしれませんが、そうでない企業のほうが大勢を占めています。そんなときに役立つのが、「営業力」です。

 人によっては、コミュニケーションが苦手という人もいるでしょう。数多くの人を指導してきた経験から、営業に向き不向きはありません。センスや育ち、性格などに左右されることも絶対にありません。

 営業力を身につけて結果を出せるのは、「自分がピンときたことを徹底的に真似する人」です。

 本書は、売上を伸ばしたい人や楽しく営業をしたい人、営業の秘訣をつかみたい人、営業部の成績を劇的に上げたい営業担当部長、役員、社長の方々に、ぜひ読んでいただきたいものです。

 本書に出てくるトップセールスは皆、お客様に役立ち、感謝され、仕事に喜びを感じています。だからこそ、あなたもここに書いてあることを真似すれば、同じ感覚を必ず手に入れていただけると確信しています。