一方、僕は、毎日、めちゃくちゃほめられています

 誰にほめられているかというと、自分自身にです。

 まず、朝起きた瞬間に「あー、今日も最高の1日が始まった」と思うんですが、よく考えると、1日の予定は何もありません。つまり、何が最高かというと、「生きているだけで最高」と思っているわけです。そして何かをすると「◯◯できた。やっぱり天才!」と自分をほめます。

 自己肯定感の低い人は、朝起きたときに「朝、目覚めた自分、ありがとう」と言ってみてはどうでしょうか。

 朝起きて「今日も1日嫌だな」と思うと、本当に嫌な1日になります。

 まず自分で自分をほめる小さなことからほめて、それを日常化する。そして、それを実際に口に出す。こういうことをしてみてください。

「料理がおいしい、天才だ」「今日もいっぱい歩いて健康的だ、足さんありがとう」など、なんでもいいので、どんどんほめましょう。

 心の中で思うだけでなく、声に出して言ってみてください

 僕のように自己肯定感が高い人間になると、「僕ちゃん天才じゃない?」「僕ちゃん最高じゃない?」とまわりの人に言いまくっています。最初はみんな「あいつバカなんじゃないか」と言っていましたが、いまでは僕のことを天才と言ってくれます。

これが正しほめ方
成長や存在そのものをほめる

 自己肯定感を育てるには、自分をほめることが有効だと書きました。しかし、ほめ方を間違えると、自己肯定感を下げることになるので、注意が必要です。

 というのも、常に他者と比べられながら成長した人は、ほめるときに、他者と比べてほめようとするからです。例えば、他人に勝てなかった場合は、自分の評価が下がるので、無理にほめても、自己肯定感が低くなってしまいます。