もし、家族が家庭内での「お客さん」や「アルバイト」から、共に生活を維持していく「正社員」になってくれたら、1人ひとりの家事負担は格段に減るだろう。

 後日、希美さんの娘さん(中2)から筆者にこんな喜びの報告があった。

「前よりも両親が仲良くなりました!」

 家事は誰か1人が八面六臂のすさまじい働きをするよりも、苦労も喜びもシェアしながらやっていく方が今の時代には合っていると思うし、断然、楽しいのだ。

 筆者は長年、夫婦や家族の問題について取材を重ねているが、苦しいことも、楽しいこともすべて含めた共通の思い出をたくさん持っている夫婦に、「離婚」や「家庭内別居」という選択肢はないと痛感している。

 もしも今、夫婦関係に隙間風が吹き始めて悩んでいる人がいるならば、上記のような方法を試してみてはいかがだろうか。

*文中の名前は全て仮名です。