しかし、これはあくまで個人的な印象に過ぎないのだが、最近「一部の輩が大暴れしているのが目につくが、きちんとした意識を持ってネットを利用している人は意外に多いのではないか」と感じるようになってきた。「ネットにはやばいやつしかいない」くらいが最初の見積もりだったので単にギャップで「マナーがいい人は多い」と感じているだけかもしれず、実際のところどうかというところではあるが。

 ともあれこの肌感覚があるため、ゲーム界の女性差別、その展望については個人的に悲観していない。現実世界で“セクハラ”が注目され少しずつ取り締まられるようになってきているが、あれと同じような流れがネットにも期待される。

 女性ゲーマーの数が少なく、珍しさ故にハラスメントを受けやすく、故に母数が増えにくくプレイヤーが育ちにくく、故にいつまで経ってもハラスメントを受ける……という負のスパイラルがゲーム界の現状である。が、上述のような一筋の光明も感じられるので、今後うまい具合にネットマナーの意識の改善と女性ゲーマー人口の増加が並行して推し進められていけば、女性の立場が改善していく可能性はあるであろう。

 何しろ男性ゲーマーとはおおむね女性ゲーマーが好きなのである。

 男性だけで通話をつなげて一緒にプレイしているところに女性プレイヤーが加わってくるだけで、本当にただそれだけで場が一気に華やぐのである。アホかと思えるほど単純に男性たちがキャッキャとはしゃぎ出す(シャイを発揮して口をつぐんでしまう男性もいる)。通話口越しの女性の声というものは男性の本能を直接刺激するなんらかの効能があるのだと思われる。

 女性ゲーマーへの差別が減れば男女ともにより楽しいゲームライフが訪れる。もし女性が性に根ざしたハラスメントに悩まされずにプレイできるような世界が実現することになれば、その時筆者は還暦を過ぎているかもしれないが、若い世代が楽しそうで何よりだと祝いよろこびつつ、一人黙々と“野良”に精を出していたい。