米アップルは長編映画を自前の映像ストリーミング(逐次配信)サービスで配信する前に、映画館で封切ることを検討している。複数の関係者が明らかにした。アップルは映画館チェーンに意向を打診し、娯楽業界の幹部と協議した。作品をまず数週間にわたり映画館で上映してから「アップルTVプラス」で配信するという、従来の映画公開のスタイルを踏襲する計画だ。アップルの戦略に詳しい関係者らによれば、アップルは映画館業界との関係を作り、まずは作品を映画館で公開することで著名な監督やプロデューサーを呼び込みたい考え。ハリウッドの別の新参者であるネットフリックスが生み出した緊張を回避する狙いもある。