なぜ空気を読みすぎて判断の先送りしてしまうのか?

関電幹部は元助役との最初のコンタクトの際に判断を先送りしたせいで、厳しい立場に追い込まれました。

おそらくは、みんなやっているからとか、いきなり事を荒らげるのも何だからひとまず受け取っておこうといった考えがあったはずです。言い換えれば、自分自身で判断して行動することを怠ったのです。


時に致命傷につながりかねない判断や行動の先送りを回避するために有効なのが、OODAループ思考です。どんな状況下でも的確な判断と実行によって確実に目的を達成するためのフレームワークとして、世界の軍隊やシリコンバレーをはじめとするビジネスの世界で広く採用されています。

とは言え、周りのみんながしているちょっとしたズルやごまかしに自分だけ清廉なふりで手を染めないのは、簡単なことではありません。例えば、仕事の発注先との飲み会ですっかりごちそうになる気でいる先輩を前に、「割り勘にしてください」と言うのは、かなり勇気のいることでしょう。

でも、OODAループ思考はそんな時にこそ役立ちます。

OODAループが他の多くの思考法と違うのは、前向きで大きなビジョンを土台とすることです。自分はどう生きて、何を実現したいのかというビジョンがあるから、厳しい状況に追い込まれても迷わず判断して行動できる。それがOODAループ思考の強みです。