• 資金流入が続くバッファーETF• 資金流入が続くバッファーETF年金運用戦略を利用して損失回避を目指す新たな上場投資信託(ETF)である「バッファーETF(ディファインド・アウトカムETF)」が、リターンを追求しつつ潜在的な損失を防ぎたい投資家の人気を集めている。バッファーETFは、一定までの損失(バッファー)は保護される代わりに、アップサイドにも上限が設けられ、バッファーが大きくなればなるほど、アップサイドの上限は低くなる。イノベーター・キャピタル・マネジメントがバッファーETFの販売を開始したのは2018年8月だが、今やその運用資産残高は13億8000万ドル余りに達しており、世界経済の悪化懸念もあって、資金流入の増加が続いている。モーニングスター・ダイレクトによると、2019年8月単月でバッファーETFが1億5900万ドルの純流入だったのに対し、米国株ファンド全体では198億ドルの純流出だった。
【バロンズ】バッファーETFが拡大する理由
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