ドナルド・トランプ米大統領に対する弾劾調査の発端となった米中央情報局(CIA)の内部告発者が、議会委員会に出席するのではなく書面証言で応じたいと弁護士を介して議員らに求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。民主・共和両党の議員の前で証言することで身元が明らかになる可能性や、その情報が流出し、自身の安全が脅かされることへの懸念に基づく要求とみられる。関係筋によれば、上下両院の情報委員会は書面証言を認めるかまだ回答していない。両委員会の広報担当者からは今のところコメントは得られていない。弾劾調査を巡っては、11日に予定されているマリー・ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使による証言も実施されるか不透明な状況になっている。