第6位 熊本工(熊本県) 58人

 熊本工は公立高校としては全国最多、現在まで実業系の高校として続いている学校としても全国一のプロ入り数を誇る。平成以降、全国的に高校野球界では公立校と実業系高校の地盤沈下が進んでいる中で、現在まで活躍を続けている数少ない高校だ。古くは川上哲治(巨人)に始まり、近年でも確実にプロ入り選手を出し続けている。

 こうしてみると、上位にはどうしても歴史の古い学校が並び、若いファンにはぴんと来ないかもしれない。実際、この5校から今年指名された選手は1人もいない。
 
 今夏の甲子園で優勝、近年プロ入り選手が続いている履正社高でも、プロ入りはまだ12人。今年も井上広大が阪神から2巡目で指名されたが、ランキング入りは遠い。準優勝した星稜高からは奥川―山瀬のバッテリーが指名されたが、現在までのプロ入り人数は17人。やはりベスト30にも届いていない。

甲子園の出場回数と
プロ入りの人数は関係ない

 ランキング外の学校で特筆すべきは、茨城県にあるつくば秀英高。1995年創立で、まだ春夏通じて甲子園には一度も出場したことがないだけでなく、夏の県大会では決勝にも進んだことがないにもかかわらず、この23年間でプロ入りはすでに7人。平成だけのランキングを作成すると上位に入って来る数字だ。甲子園とプロ入りは直接の関係はないことを、如実に示している。

 もっと創立の古い学校まで入れると、強豪校の多い神奈川県で甲子園出場を果たせない横浜創学館高が秋山翔吾(西武)ら9人、兵庫県の洲本実が8人をプロに送り込んでいる。

第5位 龍谷大平安高(京都府) 61人
 
 龍谷大平安高も、年配の方には「平安高」という名称の方が馴染みがあるだろう。龍谷大平安高と改称してからも2014年選抜では優勝するなど、戦前の平安中の時代から現在まで、一定の数をプロに輩出し続けている。

 古くは衣笠祥雄(広島)、現役では炭谷銀仁朗(西武)や酒居知史(ロッテ)らがOB。