中国はこの数週間、米国をはじめとする諸外国の企業を魅了すべくほほえみ戦略を強化し、貿易戦争による悪影響の緩和を目指しているが、米政府との激しい舌戦は続けている。李克強首相は10月に欧米企業幹部との円卓会議で、中国が一段と開放を進めるなか世界のメーカーに好機をつかんでほしいと述べた。この動きは、貿易戦争が中国経済や米企業の対中投資欲に与える打撃への認識が高まっていることを示唆している。中国指導層は成長と技術的進歩の両方で壮大な目標を掲げているが達成のカギは外国企業だ、との認識も反映している。外国からの投資を求めるこうした動きのなか、共産党は28~31日に第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開催する。開催は昨年2月以来。政策決定に関与する当局者らによると、指導層は今後5年間の経済計画について議論する。