差別化をする方法【その2 勇気を持つ】
差別化の方法と書いて「勇気」はないだろ、と思われたかもしれません。
しかし、この勇気を持つことがとても大切なのです。
差別化とは人がやらないことをすることです。
でも、人がやらないことをするのは「怖い」のです。
30人が「ビール!」と同じものを頼むときに、あなた一人だけ「赤ワイン」と言い切る自信がありますか?
もし大丈夫! と言い切れるなら、あなたは差別化ができる方です。
でも、多くの人がそれができないのです。たったこれだけのことでさえ、「怖い」のです。「勇気」が必要になるのです。
「えっ、俺だけ仲間はずれかよ……。一緒にしてよ」なんて言って、同じでありたがるのです。
人と違うことをするという行為は、ある意味簡単なのです。
しかし、人がやらないことをする孤独感、人と違うと言われる疎外感がいやなのです。その気持ちに打ち勝つために「勇気」が必要になると言えば、わかって頂きやすいかと思います。
差別化をする【その3 差別化は掛け算】
差別化は掛け算でやってください。
1.「なにを」2.「どうする」の2つの切り口で、3つは違いを作るといいのです。
例えば、1.「なにを」では、製品、価格、販路、販促、サービス、エリアで6つできます。それに対して2.「どうする」で、違いを作ります。製品に○○を足す、○○を引く、色を変える、パッケージを変えるなどです。
この差別化を3つ掛け算したイメージはこうです。
製品をAとBの抱き合わせにしてパッケージを変え、価格を安くし、販路をA社からB社中心にする。一つ目のこれはこうする、二つ目はこれをこうする、3つ目はこれをこうすると3つの違いを作ります。
さらに4つ目、5つ目の違いを作ってもいいのですが、まずは3つからでいいでしょう。
こうして手間をかけることが差別化になるのです。それも自社の強みに磨きをかけることです。手間をかけて徹底して強みを磨き続けると、それがその会社の特徴になります。ウチの会社はこれが特徴!といえること自体が差別化になるのです。