米国では、10人中8~9人がクルマ購入の際の情報収集をオンラインから始めるそうで、米国自動車ディーラーの車両販売において、いかに自社のウェブサイトからディーラーへと顧客をシームレスに結ぶことができるかがポイントになっている。つまり、潜在顧客を実店舗に誘導してセールス活動に結びつけることが重要とされる。

 日本のクルマ販売もそのトレンドの兆候が見え始めている。かつては、自動車任意保険の手数料はディーラーの収入ウエートとして確保されてきたが、最近ではネットで任意保険に入るユーザーが増えているのだ。

 いずれにしても、日本のクルマ市場が激戦の中でどうやって新たなトレンドを示し、ディーラーが生き残りを賭けて顧客満足度をどう高めていくかということになる。基本は、ユーザーに充実したカーライフを提供できるディーラーが生き残るだろう。相談しやすい、信頼できるセールス・サービスフォローがさらに重要になってくる。

(佃モビリティ総研代表・NEXT MOBILITY主筆 佃 義夫)