健康の大切さに気づいた40歳
変化を怖がらない年の重ね方

 出てくるのが早いし、天ぷらをのせたらおなかいっぱいになるから、という理由でうどんのチェーン店をこよなく愛し、仕事の時間が惜しくて食事代わりにお菓子を食べる…という生活をつい最近までしていたなんて、自分でも信じられないくらいだという吉田さん。

「後悔したくない。早いわけではないけれど、それでも40歳の今、健康の大切さにちゃんと気がついてよかった」

 彼女の職場は20代、30代の社員がほとんど。以前の自分のような食べ方をしている社員も少なくありません。社員たちが食事と称して菓子パンを食べているのを見ると、心配して声をかけたくもなるそうです。

 自身の食生活改善によって、ビジネスパーソンがタンパク質をとるのが意外と大変なことを実感した分、みんなにもきちんとタンパク質をとってほしいと思うといいます。とはいえ、社内のみならず、人の食生活には、あまり口を出したくないという気持ちもあります。

 だから、ランチのお店を一緒に選んでいるときに「ここはタンパク質が少ないから違うお店がいいな」などと、リクエストベースでさりげなくきっかけづくり。

「いろいろ言ったら、上司がご飯に口を出してくる…“メシハラ”になっちゃうよね(笑)」

 食生活を意識することで、健康への意識が上がったばかりか、丁寧に生活を送るようになったという吉田さん。彼女が自然な年の重ね方をしているのは、“変化”を怖がらず、楽しんでいるからなのかもしれません。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)