「C子の言うとおりだわ。それに本当はもともと会社の忘年会なんか行きたくなかった。この際パスしちゃおう!」

 翌日の朝、朝礼でB課長が、

「24日の忘年会の件ですが当然、全員参加でOKですね?」

 と皆の前で念を押した。

「あのう…」

 A子はおずおずと手を挙げた。

「どうしましたか?」
「忘年会ですが、欠席してもいいですか?」
「はあ???」

 周りはにわかにざわついた。B課長は強い口調でA子に言った。

「ダメです。忘年会の参加は業務命令です。そもそも欠席の理由は何ですか?」
「友人たちとクリスマスパーティーの予定があり、私は幹事なので欠席できません」

 B課長は途端に機嫌を悪くした。

「そんな理由で欠席とは前代未聞です。君は職場のコミュニケーションを軽んじている。友達とのパーティーは別の日にすればいいじゃないですか」
「しかし、とても人気があるイタリアンレストランなので、別の日にすると予約が取れないんです」
「ケッ!何がイタリアンですか!乙ホテルのフレンチの方が高級でおいしいに決まってます」

 そして冗談交じりに続けた。