• 資金をダブつかせた結果、株価が伸び悩み• 資金をダブつかせた結果、株価が伸び悩みウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハザウェイ(BRK.A)の株価は、S&P500指数との相対パフォーマンスにおいて、同氏がかじ取りをしてきた54年間の中で最悪の部類に入る年を迎えている。IT関連製品の卸売りを手掛けるテック・データ(TECD)の先日の買収失敗は、こうした問題の大半がこの著名な投資家の資本配分に関する頑固なアプローチにあることを示している。8月に89歳を迎えたバフェット氏は、買収額500億ドル以上となるような巨大買収の機会を探しているが、まだ成功していない。バークシャーは、ターゲットとしてははるかに小さなテック・データに対し1株当たり140ドルで買収を提案したが、1株当たり145ドル(総額51億ドル)を提案したプライベート・エクイティ・ファンドのアポロ・グローバル・マネジメント(APO)に競り負けてしまった。