1位は東京の三井E&S!
4位は千葉のミニストップ

 今回は、上場企業の4~9月期または3~8月期(小売業に多い)の中間決算のデータを使って、「各都道府県で最も赤字が大きい会社リスト2019中間決算」を作成した。

 上場企業を対象に、各都道府県で最も営業損益の赤字が大きい会社をピックアップし、金額が大きい順にランキングした。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。

 それでは、上位の都道府県から確認していこう。

 1位は、東京都に本社がある三井E&Sホールディングスで、営業赤字は677億円(前年同期も279億円の赤字)。インドネシアの火力発電所の工事遅延で、追加損失が発生した。

 三井E&Sは、2018年に旧三井造船が持ち株会社制に移行し、社名を変更している。主力のプラント設計・建設と造船の2事業が、深刻な経営不振に陥っている。

 三井E&Sは、人員削減も含めて、この2事業を大幅に縮小する方針を打ち出している。20年3月期の通期営業損益は720億円の赤字見通しで、経営が再建できるかどうか正念場を迎えている。