【ワシントン】米下院司法委員会は13日、ドナルド・トランプ大統領に対する2つの弾劾条項を承認した。  司法委はウクライナ疑惑を巡るトランプ氏の「権力乱用」と「議会妨害」について審議した。同委での承認を受け、来週には下院本会議での採決が行われる見込みとなった。  司法委での採決は当初12日に予定されていたが、同委の共和党と民主党のメンバーによる14時間にわたる議論の末、この日に採決がずれ込んでいた。民主党員23人が弾劾条項を支持、共和党員17人が反対票を投じた。  下院本会議でいずれかの弾劾条項が可決された場合、トランプ氏は弾劾訴追される米国史上3人目の大統領となる。