来るか!?キックボード旋風予告編Photo by Kohei Takeda

世界中で巻き起こる旋風は日本にも訪れるのか――。公共交通機関と目的地までの間の「ラスト1マイル」をつなぐ移動手段として、電動キックボードが欧米などで赤丸急上昇中だ。手軽なシェアリングサービスによって多くの国々に浸透中。ベンチャー投資家からも熱い視線を集めている。日本でもにわかに国内外のベンチャーが参入し、多くがまだ実証実験レベルだというのに早くも競争過熱の様相だ。特集「来るか!? 電動キックボード旋風」(全5回、12月23日〈月〉~27日〈金〉配信)では、その人気の秘密から描き得る未来図、規制の在り方までを徹底解説する。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

Vol.1:12月23日(月)配信
「電動キックボード」が海外で大流行、市場が急拡大する理由

来るか!?キックボード旋風Vol.1Photo:picture alliance/gettyimages

 世界では、この数年で欧米の都市圏を中心に電動キックボードが急速に台頭してきた。人気の理由は車体を販売するのではなく、シェアリングサービスであること。サービス市場からは、米ライム、米バードなどユニコーン(非上場で企業評価額1000億円以上のスタートアップ)も生まれている。急拡大する市場に続々と参入する世界のプレーヤー、収益構造、仕組みなどを解説する。

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Vol.2:12月24日(火)配信
電動キックボード試乗レポート、予想外に手信号が難し過ぎた!【動画付き】

来るか!?キックボード旋風Vol.2Photo by Kohei Takeda

 日本では規制の関係でまだ乗れる場所は少ないが、事業者は各地で実証実験などを行っている。そこで、記者が実際に電動キックボードに乗り、モビリティとして優れた点は何かを検証。現在、日本で乗れる場所のリストもお届けする。

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Vol.3:12月25日(水)配信
日本参入「電動キックボード」7社徹底比較!移動だけじゃない未来像

来るか!?キックボード旋風Vol.3

 電動キックボードサービスの世界トップ2社、米ライムと米バードが2019年、日本に上陸を果たした。彼らを含む日本市場へ展開する事業者の現状を詳解する。さらに、トップらがアプリを使った次世代移動サービス「MaaS」と電動キックボードを組み合わせて描く日本の未来図を明らかにする。

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Vol.4:12月26日(木)配信
電動キックボード、公道サービスの先駆者が語る安全確保のリアル

来るか!?キックボード旋風Vol.4Photo by Kohei Takeda

 日本で唯一、私有地の実証実験ではなく公道で電動キックボードのシェアリングサービスの展開を始めたのがドイツ発祥のWind(ウィンド)だ。これまでアップルやP&G、サムスン電子、ファーストリテイリングなど多くの業界を渡り歩いてきた日本法人の及川克己社長に、公道で試したからこそ分かった改善点などを話してもらう。

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Vol.5:12月27日(金)配信
電動キックボードは「原付」か?普及の鍵握る警察と道交法の対応は

来るか!?キックボード旋風Vol.5Photo:kali9/gettyimages

 日本では電動キックボードは、道路交通法で原動機付自転車の扱いとなっている。日本でキックボードの普及が遅れているのはこの扱いにより、欧米などと比べて大きな制約を受けるからだ。法整備の面で鍵を握るのは、道交法を所管する警察庁。法律改正はハードルが高いため、省令改正なども検討されるが、時間がたつほど世界との差は開くばかりだ。

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