ドナルド・トランプ米大統領は威勢のいいボクシングのような自身の政治スタイルが、成功のための必要条件だと語りたがる。支持者らも、しばしばこの考え方に同調する。しかし、真実は逆であることを示す証拠が積み上がっている。トランプ氏の絶え間ない攻撃的姿勢から生じている同氏の人格に対する多くの疑念がなければ、大統領としてより大きな成功を収め、再選に向けた道ももっと容易なものになっていただろう。その新たな証拠は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが共同で実施した最新の世論調査に示されている。同調査では、経済状況への広範な満足感、2019年が良い年だったとの評価、景気悪化の懸念の後退などが明らかになった。