今年の米年末商戦は例年より短く、小売業者はクリスマス前の駆け込み需要を奪い合い、宅配業者は急増する荷物の対応に追われている。土壇場でギフトを求める消費者が増加する中、クリスマス前の土曜日「スーパーサタデー」は1年でも有数のショッピングデーになった。だが、そうした駆け込み需要で宅配業界には負荷がかかっている。宅配・航空貨物大手フェデックスのラジェシュ・スブラマニアム社長兼最高執行責任者(COO)は23日のインタビューで「今年の繁忙期は多くの記録が打ち立てられた」とし、感謝祭の週末明けの月曜日(12月2日)から取扱量が予想を超えるようになったと話した。その後の月曜日の需要は次々に歴史的水準に達したという。同氏はその要因として、今年は感謝祭からクリスマスまでが6日短い点を挙げた。
米ホリデー商戦は活況、宅配業界は駆け込み需要に苦慮
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