「海外では、ハゲや薄毛を隠すことはありません。むしろ個性のひとつと捉え誰も気にしません。日本は髪の毛に限らず、まわりの目を気にしたり、みんなと同じものが安心できるといった風潮が昔からあります。そういう悪しき習慣に一石を投じたかったのです」

 記事を書くライターは薄毛の男性だが、取材に赴くインタビュアー、カメラマン、編集者はすべて女性である。

「取材に行くと女性が記事を書いていることに驚かれます。でも誰もが取材を喜んでくれます。こういったメディアを待っていた、役に立つ、勇気をもらった、という読者の方が大半です。薄毛に悩んでいない方からも注目をいただいています」

 NOHAIRSに出合って、ハゲや薄毛への価値観が変わった人、前向きになった人は多いという。

「薄毛の方は、もっとオシャレを楽しんでほしいですね。洋服や靴、バッグなど身のまわりのアイテムをファッショナブルにすることで、薄毛は気にならなくなります。そして大事なのは清潔感です。頭髪を隠すことなく、いつも堂々としていれば、誰もがかっこ良くなれると思います。女性は男性に“ありのままの姿”を求めているんですから」

 ちなみに、高山さんがかっこいいと思う“ハゲリシャス”は、サッカー選手のジダンと俳優の竹中直人だそうだ。

 始まったばかりのメディアだが、反響が大きく、次なるプランも進んでいる。

「いま、薄毛の方専用のシャンプーや、頭皮もケアできる洗顔料を開発しています。2020年半ばには発売する予定です。また、薄毛の男性へのコーディネイトサービスも始めたいと考えています。ヘアスタイルからヘッドスパ、洋服のスタイリングを提供することで、さらにかっこ良くなっていただきたいと進めています」

 ハゲや薄毛は、個性のひとつ。魅力的に見せることで個性はさらに輝いていく。薄毛に悩んでいる男性諸氏、ご興味があれば、ぜひともNOHAIRSをご一読あれ。

(吉田由紀子/5時から作家塾®)