強い会社が実行している
投資サイクルはコレ!

 強い会社になるには、次のようなサイクルを回し続けることです。

 経営力を強化する(生産性を高める)ための設備投資をする→即時償却を使う→手元におカネをためる(社外流出を防ぎ、投資したおカネを早く回収する)→ためたおカネで、次の期にさらに投資する。

 この流れを繰り返すことで、他社より強い企業になれます。いうなれば、資金を早く回転させることです。

 最新設備を次々に回転させることで、生産性と品質をアップさせる。それと共に、減価償却を上手に活用して、おカネを生み出していくのです。

 また、優れた会社は、設備だけでなく、ヒトも効率的に使っています。少ないヒトでたくさん稼いでいるのです。

 これを実現するには、2つの方法があります。

(1)個人の生産性を上げること
(2)ヒトの頭数を減らすこと

 中小企業ではどこも「いい人材がいない」と嘆いています。そして、ちょっと仕事に慣れたかと思えば、すぐにやめていってしまいます。

 つまり、「(1)個人の生産性」は、なかなか簡単に上げられない、ということです。

 ですから、私は「(2)ヒトの頭数を減らすこと」を考えるべきだと思っています。それは、生産性の高い設備を常に入れ続けることで実現できます。

 とくにこれからは、少子高齢化がさらに進み、どの業界でも人手不足が目立ってきます。人手不足時代の対策としても、生産性の高い設備への投資は必要になってくるのです。