家族
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10代の幸福感は「家族の社会的地位」が鍵?

 ティーンエイジャーが幸福を感じるのには、自分の家族の社会的地位が高いことが重要であるようだ。米カリフォルニア大学アーバイン校心理科学教授のCandice Odgers氏らが、約2200人の英国で生まれた双子を対象に調査した結果、ティーンエイジャーが身体的にも精神的にも健康で、学業成績も良好であるのには、親の職業や学歴、資産よりも社会的地位の高さが強く影響する可能性が示された。研究結果の詳細は「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」1月6日オンライン版に掲載された。

 この研究は、1994~1995年に英イングランドとウェールズで生まれた計2232人の双子を対象としたもの。調査に参加した子どもを20年追跡し、12歳と18歳になったときには、自分の家族の社会的地位がどのくらいであるかを評価させた。

 その結果、18歳のときに家族の社会的地位を高く評価した子どもは、家族の収入や健康状態、十分な栄養、教育レベルとは関係なく、精神的な健康や学業成績が良好であることが分かった。一方で、12歳のときには、このような関連は認められなかった。