赤身肉
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 加工肉や未加工赤身肉の摂取量が多い人は心血管疾患や死亡のリスクが高いとする、米ノースウェスタン大学のNorrina Allen氏らの研究結果が、「JAMA Internal Medicine」2月3日オンライン版に掲載された。昨秋、「Annals of Internal Medicine」誌に「赤身肉や加工肉によって、がんや2型糖尿病、心疾患が引き起こされるとは断定できない」とする報告が掲載されて話題になったが、今回の報告はそれと相反する結論だ。

 Allen氏らの研究は、米国で行われた6件の前向きコホート研究をプール解析したもの。1985~2002年にベースライン登録された対象者2万9682人(平均年齢53.7±15.7歳、うち男性が44.4%)を2016年8月31日まで19.0年(中央値)追跡し、加工肉、未加工赤身肉、鶏肉、魚の摂取量と、心血管イベント(冠動脈性心疾患、脳卒中、心不全、心血管死の複合エンドポイント)および全死亡との関連を検討した。

 まず心血管イベントとの関連について、各食品を1週間当たり2サービング(標準的な摂取量2回分)摂取した場合の相対リスクを見ると、ソーセージやベーコンなどの加工肉では7%、牛肉や豚肉などの未加工赤身肉では3%、鶏肉では4%の有意なリスク増加が認められた。魚の摂取量とは有意な関連は見られなかった。なお、Allen氏によると「鶏肉摂取量との関連については一貫性がないため、他の研究による追試が必要」という。

 次に全死亡との関連については、加工肉または未加工赤身肉を1週間当たり2サービング摂取した場合、それぞれ3%の有意なリスク増加が認められた。鶏肉や魚の摂取量とは有意な関連は見られなかった。