スマホ決済のサービス再編は始まったばかり。メルペイとorigami以前に話題になった、PayPayとLINE Payの連携がどうなるかも気になる。しかし、もっと大事なことは、この合従連衡状態の中、我々消費者が何を基準にサービスを選べばいいかという点だ。

 高還元率にばかり目を奪われ、その都度使う決済アプリを乗り換えていると、早晩「キャッシュレス疲れ」に見舞われるだろう。マニアの方々はそれでもいいかもしれないが、一般ユーザーはついていけなくなる。何事も手間がかかることは続かないものだ。自分に合ったスマホ決済をどう絞り込むべきか、シンプルに考えてみよう。

使える店の多さと
知名度で頭一つ抜けた「PayPay」

 どのスマホ決済を使うべきかの1つの解は、使える店がいかに多いかに尽きる。いくら魅力的なキャンペーンを行っても、自分がよく利用する店で使えなければ、絵に描いた餅だからだ。

 その意味では、現時点でのフロントランナーはPayPayといっていいだろう。2018年10月のリリース以来、累計登録者数2300万人、加盟店数185万カ所(2020年1月17日現在)にまで拡大。派手なキャンペーンによる知名度アップとともに、営業部隊の大量投下で一気に加盟店数を爆増させた。首都圏だけでなく、地方でもPayPayのQRコードを掲げる店によく遭遇する。

 別府に行った際、共同浴場でも使えたのには驚いた。さすがは九州、ソフトバンクホークスのお膝元だけのことはある。

 今後はLINE Payとの提携もあるだろうから、「使える店がとにかく多いこと」でスマホ決済を選ぶなら、PayPayとなる。通常の利用特典は1.5%のPayPayボーナス(PayPay残高を利用した支払いの場合。クレジットカードを利用した場合はなし)で、そう悪くはない。