ゴルフ好きにとっては「天国」
自宅のすぐ前に広がるグリーン

米国スーパーリッチの日常に潜入!知られざる「ぶっ飛びセレブ生活」事情トスカーナ・カントリークラブ内にある広大なゴルフコース

「誰と何時にお約束ですか?」

 ゲートで取材であることを告げると、警備員から氏名・車のライセンスナンバーが印刷された駐車証と敷地内の地図を渡される。そして、鉄のゲートがゆっくりと開く。地図に従って敷地内をしばらく運転していくと、広大なゴルフ場が突然目の前に出現する。

 はるか遠くに山々がそびえ、その裾野に無数のヤシの木が生えている。その下には鮮やかな緑の芝が広がる。広大なゴルフコース内には、水をたっぷり湛えた池が点在し、青い空が水面に映っている。まるで絵画に描かれた桃源郷のような景色だ。

「トスカーナにようこそ。これに乗ってください。ご案内します」

米国スーパーリッチの日常に潜入!知られざる「ぶっ飛びセレブ生活」事情敷地内の移動手段はゴルフカート

 トスカーナ・カントリークラブの管理を行うサンライズ・カンパニーのジュリー・ブルーム氏が用意してくれたのは、2人乗りの白いゴルフカートだった。

「ここではクルマは一切必要ありません。ゴルフカートでどこでも移動できますから」

 広大な敷地内には、18ホールあるゴルフコースが北と南に1つずつ、合計2つある。どちらのコースもデザインしたのは、「ゴルフ界の帝王」と呼ばれたジャック・ニクラウスのデザイン・チームだ。その2つのコースの芝を囲むように、631戸の豪邸が点在する。

 自宅の庭のプールやジャグジーのすぐ前にグリーンがあるという、ゴルフ好きには、まるで天国のような環境だ。

「コースの予約は不要で、いつでも思い立ったときにプレーできます」とブルーム氏。ゴルフ会員数をゴルフ場1つあたり275名に制限しているため、予約なしで混雑せずに常時プレーが可能なのだという。確かに取材時、コース上では数人がプレーしていただけで、あたり一面に静寂が広がっていた。

 カートに乗っていくと、打ちっ放しのゴルフ練習場やゴルフショップもあった。各自のゴルフカートには名前のプレートがついている。住民たちはファーストネームで互いを呼び合いながら、笑顔で行き交う。