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「入」と「出」が
把握しやすいサラリーマン

 日本は「サラリーマン社会である」と言っていいだろう。総務省統計局が発表した平成30年の「労働力調査」によれば、就業者の人数は6664万人で、この内、雇用者、すなわちサラリーマンは5936万人となっており、働く人の約9割はサラリーマンだからだ。

 そうしたサラリーマンの多くは、「われわれは、しょせんサラリーマンで決まった給料しかもらえないのだから、お金持ちになれるわけがない」と思っている。ところが、本当にそうなのだろうか。

 筆者は、長年にわたって投資相談の業務を行ってきたので、億単位で金融資産を持つ人々、最近はやりの言葉でいえば“億り人”をたくさん見てきた。じつは、その中には意外とサラリーマンが多いのだ。

 今から20年ほど前にアメリカで出版された「となりの億万長者(原題:The Millionaire next door)」という本がある。この本は、純金融資産が100万ドル以上ある人たちの考え方や生活習慣等を調査した、なかなか興味深い本である。