5年間で激変した
スカイマーク

 スカイマークでの5年間のほめ達研修を通して、気がついたことがあります。3~6カ月に1回、定期的にスカイマークに訪問していく中で、社内の挨拶が、どんどん変わってきているのです。

 5年前に経営再建が始まった頃は社内の雰囲気が何となく暗く、社員同士の挨拶、あるいは、社外からの訪問者への挨拶や会釈なども、ほとんど見られませんでした。

 ところが、最近は全く違います。これが同じ会社かと思うほど、皆さんの表情が明るく、何よりも社内で皆さんがすれ違う際に、アイコンタクトし、笑顔で会釈して、時には言葉も交わし合っているのです。まさにふた言挨拶が社内に充満しています。

 ちなみにアイコンタクトで大事なことは、「目で握手」をすることです。

 目と目で、短い時間に意思交換をし、「私はあなたの味方ですよ」「いつでも必要なときに応援しますよ」という好意を伝え、まるで握手するように相手の目を見る。これがほめ達のアイコンタクトです。

 このように激変したスカイマークなのですが、面白いことに、社員たちはその変化に全く無自覚なのです。ふた言挨拶の実践と定着は、すでに当たり前のことなので、気がつかないのです。しかし、定期的にスカイマークを訪問する私には、明確にその変化が感じ取れます。

 ふた言挨拶とは、決して難しいことではありません。そもそも「ほめる」とは、大きなことをすることではありません。普段何気なくやっていることを、少しだけ意識して変えてみることが大切なのです。

 愛ある人は、一手間多い人。一手間かけて、相手を観察し、良いところを見つけて、一手間かけて、それを相手に伝えるのです。