――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  世界最大のパソコンメーカーである中国の聯想集団(レノボ・グループ)は、昨年起こったまれにみるPCブームを追い風に絶好調だ。しかし潮目は変わりつつあるかもしれない。  レノボが発表した10-12月期(第3四半期)の売上高は141億ドル(約1兆5800億円)と過去最高を記録した。市場予想も上回り、香港市場に上場している同社株は20日の取引で7%急伸。2018年に安値をつけて以降、これまでの上昇率は60%に達した。  原動力となったのは売上高の8割近くを占めるPC販売だ。