本来なら、上半身裸の大勢のたくましい男性が群がっている様子は、非常に迫力ある祭りの写真であるはすだが、「感染の脅威」という視点で見ると、現在の中国人には「とても信じられない光景」なのだ。

 そして、2月17日には「16日の日曜日に、日本各地でマラソン大会が開催され、50万人以上が参加した」というニュースが微博(中国版ツイッター)で上位にランクインされた。

「日本は呑気(のんき)だね。これはまるで武漢の『万家宴』だ!」(「万家宴」とは、武漢で春節の前に4万以上の世帯が料理を持ち寄って集まって行ったイベントで、その後感染拡大につながったとされている)

「日本は危機管理が優れた国と認識しているのに、これじゃ、武漢の二の舞ではないか」

 などと心配するコメントが寄せられた。

安倍首相自身も
危ないかもしれない

 さらには、「日本の首相官邸にもウイルスの危険があり、安倍首相自身が危ないかもしれない」とのニュースが中国で報道された。これは16日に、新型コロナウイルスの感染が確認された60歳代のハイヤー運転手の男性が4日間、日本の報道機関である共同通信社の業務に従事し、「首相官邸担当の女性記者に感染の疑いがあり、現在、隔離中」というニュースが流れたからだ。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の動向も中国では非常に強い関心が持たれており、常に最新情報が更新されている。日本がこのクルーズ船にとった行動には、称賛と同情のほか、残念に思う声も飛び交っている。

「日本は本来なら寄港を断ってもいいのに、面倒を見る義務はないから…」

「日本は、人道的な観点からクルーズ船を受け入れたのでしょう。厄介なことをしちゃったね。イギリス籍の船なのに…」

「日本はお人よしもいいけど、3700人の乗客から感染者がどんどん増えていて、どうするの?」

 そして、19日には、ウイルス検査が陰性で症状が見られない人、約500人が下船した。

 たとえ、現在は陰性でも感染の可能性が否定できない人を隔離せずに、自由に家に帰らせたこと。特に、電車などの公共交通機関を利用したということに驚きの声が上がった。

「まるで毒を撒くに等しい。そう思うと、身が震える! 」

「14日間の隔離はしないのか?!」

 などの声が多かった。