イランは新型コロナウイルスを封じ込めようと、ドローンで市街を消毒し、全土に30万チームを派遣して戸別訪問を実施する。中国以外で最も多くの死者を出している同国での新型ウイルスの流行の規模を示す取り組みだ。2日のイラン保健省の発表によれば、同国内の新型ウイルスによる死者数は前日の54人から66人に増えた。確認された感染者の数は53%増の1501人となった。タスニム通信によると、この死者数には最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の諮問会議のメンバー、モハンマド・ミルモハマディ氏も含まれている。イランでは副保健相も含めて十数人の政府関係者が新型ウイルスに感染した。イランのサイード・ナマキ保健相は、3日から戸別訪問を実施すると表明した。政府は多くの国民が感染を報告していないとみているようだ。イラン当局は流行規模を隠そうとしたと非難を浴びたが、ここへ来て姿勢を転換したようだ。
イラン、ドローンで消毒液散布 全土で戸別訪問へ コロナ対策
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