習近平の新型コロナ“マッチポンプ”に国際社会はどう対峙すべきか
写真:新華社/アフロ

高学歴な中国人でも嵌る
中国共産党のプロパガンダ

「日本でも新型コロナウイルスが流行しており、私も心配しています。ただ、日本人民も中国人民同様に偉大な民族です。必ずや今回の危機に勝利できると私は信じています。安心してください。中国は必ずや日本に手を差し伸べ、援助を惜しまないでしょう。共に頑張りましょう」

 3月9日朝、香港から1000キロ強離れた重慶にいる知人からこのようなメッセージが送られてきた。33歳になる彼は、四川外国語大学卒業後、重慶市内にある外資系ホテルに就職し、現在はマネージャーとして働いている。

 なんとも言えない違和感を覚えた。彼は本心から、善意を持ってこのようなメールを送ってきたのだろう。感染対策という意味では肝心な時期に差し掛かっている日本の先行きを心配してくれていることを有り難いとも思う。筆者の違和感は、国家を背負うエリートとは言えないまでも、地元では高学歴、高収入、高地位にあり、全国的にも少なくとも中産階級の分類に属する彼でさえも、中国共産党が「危中有機」、すなわち「危機の中にこそ契機を見出す」という立場から、大々的に展開してきた政治工作やプロパガンダに、深い次元で影響されているというところから来ているのだろう。