「新人研修」中止が相次ぐ中、こんなタイミングだからこそ原点を振り返って、新人育成の目的と今できることを考えるべきです
「新人研修」中止が相次ぐ中、こんなタイミングだからこそ原点を振り返って、新人育成の目的と今できることを考えるべきです(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの影響は、当初は全く無関係だと思われていた人材育成業界にまで波及してきました。数多くの新入社員研修が中止の判断となっていますが、このまま何も教えられないまま社会に出ていくことが新入社員のためになるはずはありません。こんなタイミングだからこそ原点を振り返って、今できる新人育成を考えるきっかけになれば幸いです。(株式会社新規開拓代表取締役、社員教育コンサルタント 朝倉千恵子)

新入社員研修は
「自粛の嵐」

(あぁ、またキャンセルか…)

 3月中旬から電話をしている営業スタッフの渋い顔を見るだけで、すぐにピンとくるようになってしまいました。

 私が代表を務める会社、株式会社新規開拓では、法人向けの社員研修を主力商品として取り扱っています。本来ならば、この時期は新入社員研修の準備で大忙しの、年一番の繁忙期です。

 ところが新型コロナウイルスの影響で、毎年、3月末から4月にかけて全社員、全講師総出で行っている新入社員研修も、今年は文字通り半減してしまいました。