日本の3月のサービス業PMI
(購買担当者景気指数)の速報値

日本の3月のサービス業PMI (購買担当者景気指数)の速報値
*50が景気拡大と景気後退の分岐点
出所:IHSマークイット(2020年3月24日公表)

 新型コロナ感染症の世界的な大流行の下、企業は生産停止に追い込まれ、人々は感染リスクに加え、マスクなどの物不足、収入消失や失業懸念もあり、不安感を強めている。日銀は、金融市場や企業金融などへの影響を憂慮し、金融緩和を強化したが、黒田東彦日銀総裁は記者会見で流行の収束までの期間とその後の回復スピードについて、少々楽観的な見方を示した。

 だが、一国内でも収束に時間がかかるというのが専門家の意見だ。回復過程も、サプライチェーンはボトルネックがあり得るし、地方経済や中小・零細企業へ波及効果があるインバウンドも、オリンピックの延期やマインド悪化で、急速に戻るのは難しかろう。また、3月のPMI(購買担当者景気指数)が想定以上に大幅下落しており、足元の景気の深刻さが見て取れる。主因はサービス業で、そのPMIは、統計開始(2007年)以来最低の32.7となった。