パワートレーン、プラットフォームの全面刷新
4thモデルは「1stモデルの志を再び」
ヤリスはヴィッツの後継モデルである。従来、ヴィッツはヤリスの名称でグローバル展開されていた。新型は日本でも世界統一名称に変更された。
1stヴィッツは、1999年にスターレットに代わるコンパクトカーとしてデビュー。その斬新性で世界中に衝撃を与えた。しかし、モデルチェンジを重ねるごとに、“普通のクルマ”になってしまった印象は否めない。
10年ぶりのフルモデルチェンジとなる4thモデルは、パワートレーン、プラットフォームの全面刷新を実施。そして車名も変更した。その理由をエンジニアに聞くと、ズバリ「1stモデルの志を再び」という回答だった。
エクステリアはハッチバックのお手本のようなプロポーション。スポーティで軽快な印象が強い。ボディサイズは全長×全幅×全高3940×1695×1500mm。視覚的には実際のサイズよりもコンパクトな印象を受ける。なお、海外仕様のヤリスは全幅1745mmの3ナンバーサイズ。日本仕様は5ナンバー枠に収まる専用設計だ。この点は、日本の道路環境を重視した結果である。