“日本から世界のコンパクトカーシーンを革新する”2台のニューモデルが発売された。4thフィットは、優れた機能と同時に、プラスαの感性性能を追求。対して新生ヤリスは、原点に立ち返りコンパクトハッチの理想像を目指す。両車はボディサイズからメカニズム、定価格まで拮抗。ターゲットユーザーもオーバーラップする。個性と魅力を詳細に比較した。
フィットとヤリス
どちらがお勧め?
ホンダ・フィットとトヨタ・ヤリス(ヴィッツ後継車)、日本をはじめ世界で販売される実力車が、ほぼ同タイミングで世代交代した。両車ともメーカーの基幹車種だけに、「どちらがお勧めなの?」と気になるユーザーは多いはず。今回はこの2台の個性を比較しよう。
ボディサイズは、フィットが全長×全幅×全高3995×1695×1515mm、ヤリスは同3940×1695×1500mmと大差ない。しかし一見した印象はフィットのほうがひと回り大きく見える。ファミリー指向のフィットとパーソナルなヤリス、この基本コンセプトがそのままデザインに表れているといってもいいだろう。