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知名度にあまり差がない「MARCH」「関関同立」も併願率と、両方受かった場合に選ばれる「ダブル合格進学率」を見ると真の人気が見えてくる。連載『「MARCH・関関同立・旧7帝大」ランキング』(全11回)の#2ではそれを分析してみたところ、MARCHでは明治大学が、関関同立では同志社大学が圧勝という結果になった。

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更

併願率、W合格率で分かる真の人気
横綱級の強さの明治、同志社

 近年AO・推薦入試を経て入学する学生の比率が高まったことで、一般入試の偏差値や倍率が「従来通り信頼できる尺度ではなくなりつつある」(大学関係者)との指摘がある。AO・推薦入試の合格枠を広げて一般入試の合格者数を絞り込めば、一般入試の難易度は上がる。大学側が「偏差値や入試倍率をコントロールする余地が増えている」(同)というのだ。

 そこで、ここでは偏差値、入試倍率以外の二つの指標、「併願率」と「ダブル合格時の進学率」を使い、人気の観点からMARCH、関関同立を序列化してみた。どちらの指標も受験生や合格者が自分の人生を懸けて選んだ結果を集計したもので、その意味は重いはずだ。